11/01/2007
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ARTIST profile
カオルコ

1986年白士会(日本画)入選後、童話作家の五味太郎氏に師事。'95年パルコアーバナート展奨励賞を受賞。
2004年、ピエール・カルダンの世界初のディフュージョンライン「カルダン」ブランドのマルチアドバイザーを務めた。

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日本テレビ『@サプリッ! 』番組キャラクター、オープニングアニメ、セットデザイン制作。津森千里氏とのコラボレートにより、「TSUMORI CHISATO」ブランド2006年春夏のパリコレにてコラボ作品を発表。

雑誌『Cawaii ! 』(主婦の友社)にてオリジナルキャラクター「SaiGO3!」連載中。

デコメサイト、コナミデジタルエンタテインメントの「ポップンミュージック15アドベンチャー」のキャラクターに起用された。

2007年11月、NYでの個展を開催。その後、パリ、ロンドンなどヨーロッパ各都市で巡回予定。

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phofa
カオルコさんの作品といえば、女性の日常風景を切り取った絵で知られていますが、その背景にはどんなテーマが込められているんですか?
カオルコ
わたしが描く女の子の日常の姿って、同性には見せても、男性には絶対に見せない姿なんです。トイレに座っている女の子、部屋で下着姿のままTVゲームに興じる女の子、そのシチュエーションは様々ですが、全ての作品において、どんなに気を許した男性と一緒に居たとしても決して見せない姿を描いているつもりです。日常生活の中にしかない無意識の姿というか。それをのぞき見ているような感覚なんですね。
phofa
それは、女性から見てエロティック、または男性から見たエロティックな視点で?
カオルコ
いえ、そうではないんです。それはよく言われることなんですけど、わたし自身、「エロティックだ」と思って描いたことはないんですよ。例えば、部屋で下着姿の女の子がダイエット器具に乗っている……。これはわたしにとって、全然エロティックなことじゃない!!(笑)。でも、男性のキュレーターなどとお話すると、どうしても「エロティックだ!!」って言われてしまいますね(笑)。それは客観的な見方の違いなんでしょうけど。“エロティックに描く、表現する”という点については、わたしの意図したところではないです。でも、「作品をエロティックに見ないで」という意味ではありませんよ。
phofa
これまでの作品を拝見すると、様々なシーンが見られますね。これはご自身の姿なんですか? それともご想像によるもの?
カオルコ
絵を描く前に、まず写真を撮るんです。だから、全ての作品にベースとなった写真がありますよ。と言っても、これがなかなか難しいんです。実際に一人暮らしをしている女の子にお願いして、リアルな日常の姿を撮らせてもらおうと思っても、そこにカメラを構えているわたしがいたら、本物の自然な姿じゃないでしょ。どうしても撮られる側が意識してしまうし、ワンルームほどの室内だったらなおさら。友人だったら自然な姿を撮ることは可能だと思いますけど、それでも簡単に撮らせてもらえるものではないと思います。
phofa
そうだったんですね。では、カオルコさんのアトリエには、これまでの作品の基になった写真が保管されているんですね。今度、ニューヨークで開催される個展では、写真も公開するんですか?
カオルコ
今までの個展では見せたことのなかったもので、写真は初公開となります。この機会にぜひご覧になってみて下さい(笑)。個展についてですが、メインとなる絵画の他に、映像作品やオブジェに加えて、6mほどもある立体作品の“ケイコドール”も展示します。もうひとつ、岡野ハジメさんにご協力いただいて、ちょっとユニークな作品を用意したんです。おそらく、世界初の試みとなると思うんですけど、これは公開されてからのお楽しみとして秘密にしておきますね。あるソフトを使うんですけど……。
phofa
ニューヨークでの個展は初めてだそうですが、会期直前の今、気分はどうですか?
カオルコ
緊張してますよ……。ニューヨークの人たちがわたしの作品をどう見るのかを思うと……。楽しみ半分、怖さ半分と言ったところです。個展のテーマは「鍵穴」で、会場の入り口には大きなピンクの鍵穴を用意しました。
phofa
ピーピング気分で見ていただこうと(笑)
カオルコ
そうなるかなぁ(笑)
phofa
カオルコさんが描く女の子の日常、そこに見え隠れする、日本で暮らす普通の女の子の精神性。ニューヨークの人々に伝わると思いますか?
カオルコ
それはなんとも言えませんが、海外の方とお話をすると、いまだに日本の女の子に対して“大和撫子”的なイメージを持っている方が多いんですね。「おしとやか」とか「静かで優しい」といった意見をよく聞きます。でも、女の子って、全世界に共通して嫉妬深かったり、案外強かったりするでしょ? お国柄や育ち方によって表面的には違っても、実は女性であるというだけで、芯の部分はみんな一緒のような気がしているんです。アメリカの女の子だろうと、日本の女の子だろうと変わらずね。それを東京に住む女性のリアルな日常の姿という形を通して表現したかったから、伝わると良いんですけど……。
phofa
ニューヨークを訪れた際、やってみたいと思っていることはありますか?
カオルコ
現地の女の子の日常を描いてみたいですね。日本の女の子のライフスタイルとまったく違うでしょうから。部屋の隅に置かれている物ひとつとっても、かなりの違いがあるはずでしょ? これまで、ニューヨークに住んでいる日本の友人は描いたことがあるんですが、海外で生まれ育った女の子の私生活を描いたことがないので。でも、まず自然な姿を写真に収めるのが難しそうですね。
phofa
それがうまくいったら、全世界の女の子の私生活を描く旅に発展していく……。
カオルコ
それができたらとても楽しそう!! それぞれの国によって私生活にかなりの違いがあるでしょうから。インドの女の子の私生活なんて想像もつかないし!! 部屋の中に何があるのかさえわからないしね。国によっては、食事を食べる姿だけでも随分と違うみたいだから、その差を描くことできたら面白そうですね。
phofa
世界旅行は楽しそうですが、それなりの労力がかかりそうですね……。自然な姿を撮るのがなによりも大変そう(笑)。そんな形で、世界の女の子を描くような、これからチャレンジしてみたい新しい表現方法はありますか?
カオルコ
これまでも様々なアーティストに用いられてきたキャンバスだと思うんですけど、“屏風(びょうぶ)”に絵を描いてみたいと思っています。蛇腹になっているから、きっと通常の平面絵とは異なる描き方になりますよね。具体的に「こうしたい」という考えがあるわけではないんですが、その屏風に女の子を描きたいんです。もうひとつ挙げるとしたら、テキスタイルデザインに興味があります。布が好きなもので、自分の身の回りのものを自分がデザインした生地で覆ってしまいたい(笑)
phofa
さて、個展準備中のお忙しい中、どうもありがとうございました。ニューヨークでの成功を祈ります。楽しんできてください。
カオルコ
どうもありがとうございます(笑)


KAORUKO NY個展 「TOKYOKO(東京子)」
日時:2007年11月10日(土)~12月14日(金)
場所:ギャラリー「Ethan Cohen Fine Arts」
  18 JAY STREET New York, NY 10013
Tel:212-625-1250
url:www.ecfa.com
オープン時間:AM11:00~PM18:00(月曜休)
お問い合わせ:よしもとクリエイティブ・エージェンシー Tel:03-5217-6112




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