2010年。私は某A大学の学生。ある日曜の午後。。クロエを物色しにショッピングで青山へ向かっていた。表参道駅を降りてまっすぐの道のりだ。目的地まで徒歩3分ってとこだろうか。気分が高鳴る。ギャルソンとプラダの間に道が出来ていた。「こんな道あったっけ?」
回りをみわたすとたくさんの人が不思議がらずに歩いている。「この道あったかも、、、」今まで気がつかなかったその道が妙に気になり、私は導かれるように右折し入り込んでいった。すると10mほどの長さで向こうの景色がここからもみえるちいさなトンネルがあった。私は気そのままその時、何気なく聞いていたi-podのボリューム上げながら歩き進んでいった。そのトンネルを3mほど通過した瞬間だっただろうか、目の前がブラックアウトした。その状況を確かめるべく、携帯電話のライトをオンにしようと試みたのだけど、実感がない!そう、瞬間的に察しはついたのだが信じられないことだった。私は原子の粒子となって漂っていたのだ。意識だけの存在として。そして出口の見つからないトンネルの中で。その自体を受け止めることを否定して2分くらいがったったころだろうか。目がなれたのか、意識の感覚の目がその暗闇になれたのか、あたりの状況が少しみえたきた。正確にいうと目もないので感じていたのだろうか。
無数の分解された原子の粒子がまるで宇宙の銀河のように存在した。それらは意識すると光のパネルとなり私に情報を流してくる。もう時間の感覚もなくなってきてしまった。なんだか懐かしい。光のパネルの一つが私を包みこんできた!あぁっ!一瞬のことだった。七色の鏡のような世界に、そして意識が消えていく,,,,,,Wooooo…

「夕飯に間に合わなくなっちゃう。母さんにこの水を届けなきゃっ」
湧き水を家のテントに運んでくる手伝いをしていたときのことだった。僕は3日後に控えていた祭りでアステカ神にささげる儀式用の動物を捕まえるための落とし穴のトラップに運んでくる途中に転落してしまったらしい。帰りが遅く心配した父の捜索にで穴に落ち気を失っていた僕を救出し、我が家のテントまで運んできたそうだ。少し頭を打ってしまったらしく、まる一日気をうしなっていたそうだ。医者が横にはいた。「やっと気がついた。熱がさがればもう大丈夫」両親は医者に礼を深くしていた。13歳の僕にとってはもしかして生死にかかわる事故だったのかもしれない。以外にも無傷だった僕。親は助かった僕を涙ながらに包容した。
いつも朝は狩の実践練習をしている。鷲の顔は自分で描いた。このブーメランは将来自分も父のように鷲の戦士になる夢を記した。獲物をしとめるのは子供ながらに楽しい。たまにだが、大人たちがしとめた獲物ではなく、僕のしとめた獲物が儀式用に使われることになる時は感激だ。いつも僕たちを守り生かしてくれるアステカの神にささげられるなんて。だから狩は大好きだった、大人を出し抜けるなんて子供にとっては鼻がたかいから。そんな僕も狩どころじゃなくなるほど心を奪われる存在があった。近所の祈祷師の娘、Aは15歳。すでに親が祈祷のときは助手として働いていた。容姿端麗でずるくない人。彼女とは友達だけど、それ以上ではない。はずかしくて会話もおぼつかなかった。
その Aが家にきたのは儀式用の動物をしとめてほしいと親の使いでうちに依頼にきたのだ。正確にいうと村一番の戦士で鷲の戦士の称号ももつ父のもとにだが。僕も一緒に手伝いで狩りをするの。その時はじける鼓動をおさ、思い切ってAを狩りに誘ってみた。快く了解をしてくれた。そんな矢先に転落してしまうとは。。。回復しさっそく次の日に狩りへ。父は重量級の獲物をさがしに危険地帯へ狩りいった。僕たちは小さな獲物をさがしにい草原へ。いつも一人の狩りとは全然ちがう。鼓動の波がブーメランのスコープを狂わせる。しかし楽しい時間だった。彼女はこの瞬間どうおもっているのだろう。気がつけばば大地に太陽が沈んできていた。帰らなきゃ。いやな予感がした。30mほど先から狙われていたのだ。気がつかなかった。ここにはめったにでてこないはずのグリズリーに。彼女も気がついたようだ。合図をだし逃げさせる。そして、彼女のスピードの遅さを察知した僕は戦いを挑んだ。グリズリーの一撃で左足が吹っ飛んでしまった。「逃げてっ!!」叫びは彼女に届いたのだろうか。グリズリーの次の攻撃で手をふりかざした時だった。見上げた瞬間アステカ神が見えた。時間が1秒がものすごく長く感じる。神は僕にこう告げた。「あなたが私の為に捧げてくれた、数々の生けにえに感謝している。でも獲物を狩るとは逆のことも起きてしまうこともあるのです。あなたの血、肉によりグリズリーの家族は生きながらえることができるのですから。しかしながら左足一本でグリズリーには勘弁していただきましょう。十分なはず。今からあなたを原子の粒子に変化させ、助け出しましょう。そしてこの記憶は、ふさわしい時にきっと思い出すことでしょう。」
その直後、僕だけに落雷がおきたのだ。グリズリーはその衝撃におびえ左足だけもちさり家族のもとえと帰っていった。キナも村へ走って逃げた。助けを呼びにいってきたみたいだが、そこにはブーメランだけが残されていた。家族と村は深い悲しみにつつまれた。その後僕はアステカ神の生けにえのためにみずから身を投じたと解釈され英雄となった。 1510年

「痛ったい!!!!」」
気がつくとプラダ店頭の横の芝生でハイヒールをはいていた私は思いっきり転倒していた。みるみるうちに腫れていく。捻挫したらしい、とりあえずタクシーで病院へ。とんだ日曜だ「でもなんで転んだんだっけ?記憶がない。確か見慣れない道があって、そこを曲がって、、、気がついたら、プラダで転んでるし」目的地まであと5mほどだったにもかかわらずに怪我をしてしまった自分のドジな運命を呪った。
「最悪っ」
それから2週間後、結局は手にいれたクロエのコート。執念でまた買いに行ったのだ。一応、目的は達成された。
足もよくなり、コートもゲットでき気分がよかった。雪が降り多少なり寒くても、お気に入りのコートでテンションはあがっていた。講義が始まった。「スペインによるアステカ征服の講義なんて聞いてるだけで眠くなる」
先生が今日は大事な資料を持ち込んできたみたいだ。教室がざわつく。その時代で実際つかわれたアステカの戦士の子供用のブーメランだそうだ。なんでも、メキシコの骨董やで買ってきたらしい。気になる人は触りにきてもいいとのこと、なんだか興味もないのに並んでしまった。そして目の前には鷲の顔が描いてある古ぼけたブーメランがあった。。そのブーメランの鷲の目が合ったその瞬間だった。停電がおきた。どよめく教室。気がつけば私は原子の粒よ子になっていた。すべての記憶がよみがえる。一瞬ですべてを理解した。停電がおわり電気がつくと私の存在は消えていた。原子の銀河を揺らめく私。見覚えのある光がこちらに向かってきた。
そして、、、、、、、、、、、、、、
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